仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=レジャーイメージは表紙から徹底されている。草むらの中に狩猟用ベストと弾帯、パイプの男に大型犬、その後ろには海とヨット。「どんなクルマかも見せておかなきゃ」ということで車名の下に小さめに車両の写真。これでライトバンのカタログとはなかなか気が付きづらいだろう。なお、ワゴン専用のカタログは用意されなかったようである、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=最初の見開きでも、右ページでは車両の写真をしっかり見せつつ、左のページではレジャーイメージが引き続き押し出され、「美しく、強く、快適なオールラウンドカー」のキャッチで、活躍範囲の広さがアピールされている。現代では、ライフルや散弾銃を構える写真と「レジャー」は結びつきづらいが、この頃のカタログでは狩猟は定番のシチュエーションであった、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=「美しい〈マークⅡ〉スタイル」ということで紹介されている要素、例えばサイドの曲面ガラスはコロナの平面ガラスに対して進んでいた箇所であり、こうした「ひとつ上の豊かさ」を感じさせる部分がバンにも(当然ながら)採り入れられていた訳である。エンジンについての記述が「レジャーに、ビジネスに…」と、レジャーが先に来ている点にも注目、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=バンにはデラックスとスタンダードがあったが、カタログでメインに掲載されているのは当然デラックスの方。フルホイールカバーとホワイトリボンタイヤはデラックスの標準装備品だ。一見分かりづらいが、ルーフ後半はほんのすこし盛り上がっている、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=いまひとつ意図は分からないながら、その下にはフロントマスクの寄りの写真を配置。中央のオーナメントはエンブレムが下寄りに配置されていて、ここに注目して見ると妙に座りが悪く感じられてくる、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=次の見開きはインテリアだが、ダッシュボードより先にシートであるのは、操作性より居住性をより強くアピールしたいためか。追加されたばかりのセパレートシートのデラックスが左ページに大きく掲載されている。右上にはセイリング風景が大きく配されているが、よく考えてみるとクルマ自体にはあまり関係性がない、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=左ページのセパレートシートはデラックスのもの(セパレートはデラックスのみに設定)だが、右下にはスタンダードのシートが掲載されている。こちらは完全なベンチ式で、いかにも営業車という趣。左の埋め込み式ドアノブや突起を減らしたドアトリムは、この頃採り入れ始められた「安全設計」であった、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=続いてダッシュボード。左右を完全に一直線につなぎ、横型メーターを細長くレイアウトしたそのスタイルは、この数年前のアメリカ車のそれを参考にしたものと言い切ってよいだろう。ステアリングスポークのアラベスク模様は、いかにもこの時代の国産車ならではの「豪華」イメージである、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=下に紹介されている装備一覧を寄りでお見せしておこう。左下のライターと灰皿は今では見られなくなってきた装備。その右がグローブボックスだが、リッドの内側がドリンクホルダーになっているのは、ちょっと時代を先取りした感もある。三角窓のロックハンドルがわざわざ掲載されているのは、安全対策として軟材質を使用したということのようだ、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=ステアリング・ロック兼用のエンジン・スイッチも、2スピードワイパーも、時計・ラジオも、安全パッドも、いずれも現在の感覚では特筆すべきものではないだろう。当時も乗用車としては当然の装備となっていたと思われるが、商用車としては豪華装備という面もあったと思われる、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=カタログ真ん中の見開きは唐突に山の遠景をバックにしたコロナ・マークⅡバン・デラックス。フレッシュエアーをアピールするためのページのようだが、背景の山をよく見ると植林のハゲがあったり、ニョキニョキと電柱が立っていたりと、あまり爽やかな眺望ではないように思われる、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=右上の、ベンチレーション機構の紹介部分を寄りでお見せしておこう。「新鮮な外気を室内に取り入れる扇風機が装備してあるとお考えください」とのことだが、その「扇風機」的な機構を具体的に紹介してほしいものだ……。ボディサイドのベンチレーターはデザイン的に少々唐突な印象で、もう少し上手く纏められなかったものだろうか、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=次の見開きはリアシートのゆったり感。マークⅡセダンがベースであるから、後席の居住性が悪くないのも当然と言えるだろう。シートバックは前に倒して荷室を広くできるが、この操作時に座面が自動的に前下方向にずれ込む構造となっている、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=アシストグリップにはハンガーかけが付いている。後席用の灰皿が前席シートバック背面ではなくドアトリムに付いているのは、荷室の積載性に考慮したものだろうか。それは良いのだが位置が低すぎて、灰皿としてはちょっと使いづらそうにも思われる、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=最後の見開きは、ここまでデラックスがいやというほど登場してきたからということか、スタンダードのみが別扱いでの紹介となっている。ところでこの通り、ビジネスユースをイメージさせるカットは登場せずじまいである(省略したページにも特になかった)、 『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=バン・スタンダードのエクステリア。何より目につくのはフロントグリルで、デラックスよりもかなり簡素な形状となっている。足元はハーフキャップつきホイールと黒タイヤとなり、ラジオが付かないのでアンテナもない。このカタログでの記述では分かりにくいが、ラジオとホワイトリボンタイヤはスタンダードでもオプションで装備できるようだ、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=簡素なリアシートと荷室の様子。この時代のライトバンとしてはテールランプが異様に大きい。フロントシート背面はスタンダードの質素なイメージとは裏腹にクッションが分厚いが、後席乗員の安全性だけでなく、積み荷の保護という面もあるのかもしれない、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=搭載エンジンの紹介。上が1.6L OHCの7Rで、「ゴールデンエンジン」と名付けられているが、このユニットは先にコロナに採用されており、その搭載車は「ゴールデンシリーズ」と銘打たれていた。下は1.5L OHVの2R、どちらも赤いファンがスポーティだ(?)、『CARSMEET WEB』より 引用)
仕事のことは考えたくない!レジャー感満載の「初代マークⅡバン」【魅惑の自動車カタログ・レミニセンス】第49回
(画像=右ページ下の左側にはボディカラーの一覧。バンとしては色が多いが、順番が入れ替わっているだけで、レッド・カーネリアンとブルー・アジュライトの2色はデラックスとスタンダードで共通の色である。右はメカニズムの紹介だが、前ダブルウィッシュボーン/後ろ4枚リーフのサスペンション、ボールリサーキュレーティングのステアリングなど、特に注目すべき内容ではない、『CARSMEET WEB』より 引用)

文・秦正史/提供元・CARSMEET WEB

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