閑話休題。炭水化物の摂取量を控えるとコレステロール値の改善の一役となります。そこでタバコを止めた時の手法を思い出したのです。3度目の禁煙挑戦をする際、ある突然「今日から止める」という宣言断絶型ではなく「助走期間」を置いたのです。それは普通のタバコを購入せず、葉巻に切り替えたのです。葉巻となるとさすが公共のところでは吸えません。その頃、私が吸っていたのは葉巻のイメージと程遠い普通のタバコサイズのミニ葉巻でした。これは吸いやすいのですが、それでも葉巻は肺に吸い込むわけではないのでなんとなく飽きてきたのです。これが私の期待した成果でした。タバコを買わない、葉巻は飽きた、ということで口さみしさを解消できたということです。

この手法を炭水化物摂取制限に応用するためにふと思いついたのが昼は今まで通り普通に炭水化物を摂取する、ただし夜は止めるという方法です。私は昔から居酒屋で酒を飲んでも「最後の締め」が不必要、ましてや「夜鳴きそば」は人生で1度しか食べたことがありません。食べた後の不健康さの罪悪感に苛まれ、2度と口にしたことはありません。

つまり自分の特性を考え、「これならできる」と結論付けたのです。人生一度きり、食生活ぐらい楽しめよ、と言われます。別に夜、炭水化物を断絶するなどとは言っていません。ご飯を止めるだけです。もしかしたらフライドポテトは少し頂くかもしれないし、パスタぐらい食べるかもしれないです。それは自分の中でOKにするのです。つまりとっても緩い制限。だけどこれに慣れてくれば将来もう少し制限も加えやすくなると思うのです。

自己コントロールは自分にしかできないことで他人がどうこうするものではありません。それは意志との闘いであり、克服せざるを得ないのです。我慢という言葉が現代社会では美化されなくなったような気がします。ただ人のカラダは昔も今も原則変わらないはずで、それなりに節制することは生活全般の規律を維持するうえでも重要ではないでしょうか?