自宅で映画鑑賞となると、会話シーンをバンバン飛ばしたり、スマホ通知が気になって途中で視聴をやめたりとよほど面白い作品を除けばイマイチ集中できないことがある。

だが映画館なら自分で勝手に飛ばすこともできないし、スマホは機内モードにしているので全集中できる。そもそも、理由2で述べた4DXのおかげで、否応なしにスクリーンの向こう側へ意識を連れて行かれるので集中しないほうが難しい。

映画を最高に楽しむコツ

今どきあえて映画館へ行くメリットは3つあると述べた。一方で、意識することで映画館での鑑賞を最高に楽しむTIPSがあるので取り上げたい。

1つ目は平日の午前中か昼間に行くことだ。自分はいつもそうしているのだが、平日の映画館はガラガラ。昨日は初上映日だったにも関わらず、自分の他には数人しかおらず、ほぼ貸切状態なので周囲に気を使う必要はない。

2つ目は人気の列を避けるのだ。一般的に映画は真ん中の列が一番見やすいとされるので、ガラガラの時でも真ん中の列だけは観客が集中してしまう。そうなると、ヒソヒソ声やスマホの振動音にじゃまされるリスクが一気に高まる。そこでおすすめは真ん中の列を避けて座るのだ。

3つ目はできるだけ期待値の大きな作品を選ぶことだ。「話題になっている作品だから」という理由だけで選ぶと、自分には合わない場合は途中で鑑賞をやめるかどうかの意思決定が生まれてしまう。そのため、理想としては自分が好きなシリーズや、名作の続編が望ましい。それなら「大外れ」のリスクは回避できるだろう。

自分が子供の頃は、どこも映画館は混雑していた記憶があった。しかし最近は貸切状態に近いことも少なくなく、時代は変わったのだと痛感させられる。だが、自宅鑑賞にはない価値が映画館にはあるので「最近、感情が乾いて感動がなくなった」という人にこそ、4DXの大迫力に触れてもらいたいのだ。