黒坂 岳央です。

先日、上映されたエイリアンロムルスを映画館で視聴してきた。筆者はこの映画に限らず、よく映画館に足を運ぶようにしている。今どき、数多くの動画配信サービスがあり、自分も複数のサブスク契約をしているのでその気になれば家で見ることもできる。

だが、「あえて」令和の今映画館へいく理由があるのだ。映画離れ、コスパ悪いと言われがちな今、感情をビビッドに刺激するためにもたまに映画館で映画鑑賞をすることを提案したい。

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理由1. 音響が良い

映画は映像と音で構成されているので、「音の質」は作品の良さの多くを占める要素である。いや、人によっては映像美以上に音の良さを重視するサウンドマニアもいる。自分もサウンドはかなり好きで、普段から音にはかなりのこだわりがある。しかし、家族がいるので自宅でドアがガタガタ振動するような低音を出すことは難しい。

だが映画館なら大迫力の音を存分に楽しむことができる。宇宙船が飛んでいくシーンでエンジン音が後方から左、右へと音が抜けていくのを感じると「なんて素晴らしい音なんだ」と思わず鳥肌が立つこともある。

理由2. 4DX体験

最近の映画は3Dや4DXに対応していることが少なくない。4DXとは雨のシーンで水が降り、風が吹き付け雷鳴とともにピカピカとフラッシュ、椅子が動くなど体全体で楽しめる遊園地のアトラクションのような鑑賞スタイルである。

大げさに聞こえるかもしれないが、4DXはまるで映画の登場シーンに自分が居合わせるような没入感を作り出してくれる。尚、メガネをかけている人は水しぶきがレンズに付いて前が見えづらくなるので、座席のスイッチで水しぶき機能だけOFFにすることもできる。

ちなみに本作品はSFホラーなので、お化け屋敷に連れて行かれたような恐怖体験ができて大いに感情を揺り動かすことに成功した。自宅で鑑賞していても絶対にこの感覚を味わうことはできない。

理由3. 映画に全集中できる