インターネットやAIを使いこなせるようになるのと同時に、情報収集の基本的な技法や情報リテラシーを身につけることが求められているのです。
表層ウェブとは何か「多くの情報が生産され、情報収集を行う手段が進化したとしても、そもそも私たち人間のほうに、情報収集の基礎スキルや情報リテラシーがなければ、宝の持ち腐れとなります。生成AIが出てきたいまだからこそ、基本に戻ることを考えるときなのかもしれません」(中崎さん)
InstagramやYahoo!ニュースなど、いつもスマホやパソコンで見ている情報があります。Googleはクローラと呼ばれるロボットが、世界中のWebを巡回してページ情報を集めていきます。それをランキング順に並べ替えたものが検索結果になります。上位ほどクリックされやすい傾向がありまずから、SEO担当者はランキングアップに必死になります。
1位と2位のクリック率の差は約2倍。自分の意思で情報を選んでいるつもりでも、一方では少し選ばされている感じがします。Googleもよかれと思って、私たちが必要な情報を見つけやすいようにランキングしているとは思いますが。そんな膨大な情報量の表層ウェブもネット情報のたった1%に過ぎません。
深層ウェブとは何か深層ウェブの情報は検索しても結果に出てくることもありません。個別にログインが必要で特定の人しか見られません。「Googleで検索すれば何でもわかる」と信じられがちですが、本当はGoogleだけでは探せない情報のほうが圧倒的に多いのです。それを知っているか知っていないかでは情報収集に大きな差が表れます。
深層ウェブにあるのが、有益な情報を集めた信頼性の高いサイトです。普通の検索では探せないような大事な情報を、ほかの人より早く手に入れることができます。深海は、知っている人しかたどり着けない特別な場所だと考えましょう。
この機会に情報収集の計画を立てることから始め、 資料の種類と収集の方法、図書館の使い方など情報収集と情報リテラシーに関するスキルを学びましょう。情報の取り出し方をマスターしてみませんか。