「どこをどうやって探したらいいかわからない」 「集めた情報が正しいかどうかわからない」 「集めた情報をどうやってまとめたらいいかわからない」 「そもそも何を探したらいいのかわからない」
だから、生成AIに訊くどころじゃない。
レファレンス・ガイダンスのプロが、手取り足取り、お教えします!
「大学図書館司書が教える AI時代の調べ方の教科書」(中崎倫子 (著) 中央経済社)
[本書の評価]★★★(75点)
【評価のレべリング】※ 標準点(合格点)を60点に設定。 ★★★★★「レベル5!家宝として置いておきたい本」90点~100点 ★★★★ 「レベル4!期待を大きく上回った本」80点~90点未満 ★★★ 「レベル3!期待を裏切らない本」70点~80点未満 ★★ 「レベル2!読んでも損は無い本」60点~70点未満 ★ 「レベル1!評価が難しい本」50点~60点未満
情報収集や調べ物をしていて、探している情報や資料がなかなか見つからない経験は誰にでもあるのではないでしょうか。著者の中崎さんは、大学図書館で約4年にわたり、レファレンス・ガイダンスを担当しています。
「資料や情報収集に関する相談に応じ、実践的な講義も行ってきましたが、その中でもっとも一般的な問い合わせが、『インターネット検索をしても必要な情報が見つからない』『どうやって資料を探せばよいかわからない』というものです。インターネットやAIがあるおかげで、情報収集が昔よりずっと簡単になったことは確かです」(中崎さん)
「ところが、 情報を入手することは簡単になったものの、莫大な量の情報から、自分が必要とし、かつ、質の高い情報を得ることは、いっそう困難になってしまいました。インターネットやAIは、情報を得ることの助けにはなりますが、人間の側で判断しなければならないことはたくさんあります」(同)