AfDには様々なグループが存在する。ヘッケ氏は、AfDの中でも特に極右的な立場を持つ「フリューゲル」(Der Flugel)派の中心人物だ。彼は自身の極右思想のネットワークを強化し、その影響力を拡大してきた。テューリンゲン州議会選で第1党に躍進したことで、ヘッケ氏の党内の立場は一層強化されたと受け取って間違いないだろう。シュスター会長が警告した内容はドイツにとって深刻な問題だ。

連邦AfDのワイデル共同党首(左)とテュ―リンゲン州AfD代表ヘッケ氏 ヘッケ氏インスタグラムより

編集部より:この記事は長谷川良氏のブログ「ウィーン発『コンフィデンシャル』」2024年9月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はウィーン発『コンフィデンシャル』をご覧ください。