■SIREN

夏といったらやっぱりホラゲ! これだけは遊んでおきたい”歴史的名作ホラーゲーム”3つ選んでみた
(画像=『Sirabee』より引用)

SIREN PlayStation 2 the Best

こちらもホラゲを全くやらない人でも名前だけは聞いたことがあるかもしれません。SNSなどで毎年7月末から8月にかけて多くの人が「異界入り」している原因はこのゲームです。

前述の「バイオ」シリーズとは異なり、こちらは日本を舞台にした和風ホラーで、登場するキャラクターの外見に実在のモデルを採用していることから、PS2のグラフィックながらもリアルな存在感があります。

そのせいもあってかTVCMが怖すぎて早々と放送が中止になったり、本作のキャッチコピー「どうあがいても絶望」に表されるホラゲ史上屈指の難易度で多くの話題をさらいました。

システム的な特徴は各キャラクターをタイムラインごとに切り替えて操作するザッピングシステムや、敵の視界を見ることができる「視界ジャック」システムで、後の作品にも多くの影響を与えました。

攻略にはこれらの複雑なシステムを駆使しなければ進めないパズル的な要素もあり、難易度はかなり高めですが、その分綿密に練られたシナリオは今でも高く評価されています。

私も個人的にこの作品は、全アーカイブの取得を半泣きになりながらやっていたので、思い入れが半分、トラウマが半分といった感じです。

ただ、オススメするにあたっては問題がありまして、初代『SIREN』は2003年にPS2で発売された作品で、シリーズ最新作の『SIREN:New Translation』ですら2008年にPS3と、現在では遊ぶ方法がかなり限られています。

発売から20年以上経っても毎年異界入りしている熱狂的なファンがいる作品だけに、是非とも移植やリマスターしてほしい作品です。