■暗黒時代を脱出できた理由は…

松村は「阪神は暗黒時代が長かったんですよ。監督は生え抜きの人しかやったことがなかった。そこに野村さんという、悪い言い方をすると外様の監督さんが来て、嫌われることも容赦なく。嫌われたいっていうぐらいの気持ちで、みんなに接してたと思うんですよね」と語る。

続けて「野村さんという人が嫌われることを恐れず、阪神を底上げで変えたと思います。3年連続最下位でも、内容のある最下位だった。そこに星野さんが、元気のなかった人間をもう1回生き返らせた。野村さんと星野さんの外様2人が阪神を変えたと思います。あの2人がいなかったら、まだ暗黒時代が続いていた」と力説した。