■大切なのはキャッチボール

佐藤選手の「大きな腕の振りをした送球」について「あれをやると、もしギリギリのプレーになったときに投げられないよ。球場全体が佐藤が捕って送球に入ったときに、どよめくんだよね。一塁の大山悠輔がアウトにして『ワー』って騒ぐんだけど、ああいうムードのなかでやっていたら、バッティングのほうに、良いリズムを持って打席には入れません」と語る。

その後も同選手の送球に苦言を呈した掛布氏は「大切なのはキャッチボール」と指摘し、「ああいうスローイングというのは、見ていてお客さんが安心しないんですよ。守る、投げるを自分のなかで変えていかないと。30本以上ホームランを打てる可能性があるバッターなのに、到達しないまま、終わらせたくないんですよ」とコメントした。