自民党の総裁選に立候補を表明している小林鷹之前経済安保担当大臣は講演で、若い世代の所得向上のために社会保険料の負担軽減が必要だと述べました。小林氏は所得の伸び率よりも社会保険料の負担が増えている現状を指摘し、健康保険の利用が少ない人の保険料を引き下げることを検討するとしました。
コバホークも社会保険料の負担軽減に言及。「第3の道」とかいう意味不明な話では戦えないとみたか。こういう競争は大いにやってほしい。
自民党小林前経済安保担当大臣 若い世代の所得向上に向け「社会保険料の負担軽減」訴え | TBS NEWS DIG I6iNPySbfF
— 池田信夫 (@ikedanob) September 2, 2024
河野太郎氏につづいて課題として取り上げられましたが保険料を下げる財源をどこから出すかという問題が残されます。
残された問題は、保険料を下げる財源をどこから出すか。後期支援金と前期調整費は計10兆円だから、すべて給付削減で出すのは政治的に困難でしょう。当面、国債で出すという選択もある。いずれにせよ支援金をなくすという目標は堅持すべきだと思います。 ZprTX4N6gh
— 池田信夫 (@ikedanob) September 3, 2024
財源確保のためには予防医療を重視し、健康寿命を延ばして医療・介護費用の削減を図ることを提案していますが、この認識で膨らんだ期待がしぼんでしまいました。
いよいよ社会保険料の負担軽減競争になってきましたね。しかし「今以上に予防医療に重点を置き、健康寿命を伸ばすことで、医療・介護の支出を減らす」?寝言は寝て言いましょう。
自民党小林前経済安保担当大臣 若い世代の所得向上に向け「社会保険料の負担軽減」訴え D9ufyaL75
— 東徹 21世紀の精神科医 21st century psychiatrist (@21st_Psychiatry) September 2, 2024