8月に入って、各地のアユ釣りが最盛期を迎えた。しかし猛暑の影響で、各河川は渇水状態で水温も高い。こんなときは北陸の大河川で立ち込んで釣りをするのが一番。8月5日は今年初の九頭竜川中部漁協管内に釣行した。事前情報では小ぶりが多いと聞いていたがどうだろう。
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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
九頭竜川でアユのトモ釣り
福井県から岐阜県へと建設中の中部縦貫道は、福井県大野市和泉村までつながり、20分ほど時間短縮できた。そのため郡上からは約1時間で九頭竜川中部へ到着。午前6時半に福井県勝山市の坂東島に到着した。
早速年券を購入。オトリ2匹購入し、常連さんに状況を聞くとアユはどこでも掛かるが、全体的に小ぶりが多く、良型は荒瀬や深場にいるらしい。ウエットスーツを着て、オトリ店前の中州向こう左岸の流れでサオを出すことにした。通称大野島の瀬だ。
大野島の瀬(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
16cmのチビアユを手中
サオは急瀬抜、水中イトは複合メタル0.1号、小澤式背バリは常時使用でオモリ0.5号を装着した。ハリは8~8.5号の4本イカリと8~9号のチラシを準備した。
まずは荒瀬の瀬肩から探る。ハリは8号4本イカリで、瀬肩の波際にオトリを沈めて数十秒で1匹目がヒットしたが、16cmほどのチビアユだ。天然物なのか、オトリにするとよく泳ぐ。反応は至る所であるが、なかなかハリ掛かりしない。
九頭竜川のタックル図(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)
アユがサイズアップ
ハリをチラシに替えると、ポツポツと掛かりだした。少し立ち込んで対岸筋を探ると、プチ入れ掛かりに。サイズも20cmクラスが交じるようになった。九頭竜川は午前10時ごろから活性が上がる傾向があるので、それまで瀬肩で辛抱する。
瀬肩で10匹釣り、9時すぎに荒瀬に釣り下ってきた。オトリを荒瀬の縦波に入れると、目印が吹っ飛ぶアタリ。ビックリしてのされ気味なる。