このままでは終われないと、陸に上がってから即、翌27日の乗船予約を入れた。この日も2番船での出船。前日の反省から2番の船着き場で降りると、西方向にかなり歩いて2番と3番の間に釣り座を構えた。

夏の「武庫川一文字」で大サバを狙う【大阪】粘りの釣行4回目で大サバ3匹キャッチ成功賑わう船着き場(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

釣り座を構えた時点で首に掛けたタオルは既に汗だく。普段以上に水分をこまめに補給しないと熱中症でダウンしかねない。持参した凍らせたお茶を惜しまず飲みながら釣り支度を整えた。

周りでは6時前からパラパラと大サバが上がり始めた。周りの広く薄くの釣れ具合の中で、私は取り残されてしまった。釣果がなく焦る私にようやく待望の1匹が訪れたのは8:10頃。中通しのフロートウキが急に横走りした。

大サバは向こうアワセがスタンダード。テンションを緩めにして竿先からの感触を捉えると、魚の強い引きが伝わってきた。間違いなく大サバだ。慎重にやりとりして、念には念を入れてのタモ入れを試み、見事大サバを手にした。

夏の「武庫川一文字」で大サバを狙う【大阪】粘りの釣行4回目で大サバ3匹キャッチ成功辛うじて大サバをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・伴野慶幸)

エラからナイフを入れて首の骨まで切ってから海水バケツに頭から入れて血抜きをしている傍らで、魚が回っているうちに頑張らねばと釣り場に戻り投げサビキを沖向きに投じた。追釣を狙うと、8:30過ぎに再びウキが沈み込むアタリ。

同じように慎重に寄せてタモ入れを試みたところ、サビキ針がタモ網に引っかかってしまい、まごついている間に大サバが針から外れて逃げてしまった。へっぽこ釣り師丸出しの失態だ。結局1匹どまりの寂しい納竿となってしまった。

3度目の釣行は隣人トラブル未遂の丸ボーズ

3度目の釣行は8月10日。土曜日でもお盆のシーズンとあって訪れる釣り人の数は、意外や意外100人にも満たない拍子抜けの朝を迎えた。おかげで私は始発便の乗船が叶い、釣り座も選び放題と内心喜んでいたが、想定外の、いわば貰い事故にあってしまった。