“アジア最大規模”をうたうWeb3グローバルカンファレンス「WebX 2024」が、8月28・29日の2日間にわたってザ・プリンス パークタワー東京にて開催された。
Techable編集部が会場で特に注目したのは、DePIN(分散型物理インフラストラクチャネットワーク=Decentralized Physical Infrastructure Networks)だ。ブロックチェーン技術を活用して現実世界のインフラストラクチャやリソースを分散化・トークン化する新しい概念として発展している。
たとえば「Snap to Earn」プロジェクト「SNPIT」(スナップイット)は、「写真を撮るだけでトークンを獲得する“Game-Fi”*プラットフォーム。同じくゴールドスポンサーとして出展したGOLFINは、コースを回ったりゴルフゲームをプレイしたりしてトークンを獲得するDePIN。9月にNFTセール、10月にアプリリリースを予定している。
DePINは、インフラネットワークをユーザーが分散的に構築・維持することで運営コストを大幅に削減できる特長があり、ユーザーはその報酬として暗号資産(仮想通貨)を得る仕組みを持つ。アイデア次第で多様な分野に応用できることから、企業の新たなビジネスモデルの開発においても注目されているキーワードのひとつだ。
スクワットでトークン獲得の一挙両得アプリ「Wellxy」
「Workout and Earn」というキャッチコピーを掲げた「Wellxy: Jetpack Squat」は、“スクワットしてトークンを獲得”できるアプリ。運動不足の自覚はありつつもなかなか習慣化できない層にとっては、またとないコンテンツだと気になったので、会場のブースで話を伺ってみた。
話を聞かせてくれたのは、「Wellxy」アプリを運営するRapanui社CEOのChung Hayun氏。Rapanuiは法律上シンガポール企業だが、Chungさんをはじめ韓国出身のチームがソウルを拠点に事業を展開しているという。アプリも韓国語と英語で展開されている。