■お盆のお供え物をヒントに

桔梗信玄餅は、安倍川餅にきな粉と黒蜜をかけてお盆の時期にお供えするという山梨県に伝わる風習をヒントに開発された銘菓。

昭和43年の発売当初から風呂敷で包むユニークな包装が話題となり、添加物などを一切使用しないお餅の素朴な味わいや黒蜜の独特な舌触りが長年愛され続けている。

そんな信玄餅は、桔梗屋の公式HPには番外編も含めた4つの食べ方が紹介されている。1つ目は、3つのお餅のうち1つを持ち上げ、その隙間に黒蜜を流し込み、そこへ餅をディップするように食べるというもの。

2つ目は、ぎゅっとお餅の上に詰められたきな粉をほぐしてお餅の下にしまい込み、最後に黒蜜を上からかけて食べるというもの。3つ目は、風呂敷の上に餅をすべて取り出し、容器に黒蜜を入れてディップしながら食べるというものだ。