台風も地震も、大きな予算をかけているにもかかわらず、予測は難しいのが現状だ。何の情報も提供せずに、大惨事が起これば批難轟轟になるので、前もっての注意をせざるを得ないのだろうが、今の戦略でいいのか、見直す必要があるのではと思う。

こんな混乱の中、カタール訪問団は、全く何の影響も受けずに、東京から大阪に移動し、金曜日の夕刻には関西空港からドーハに無事飛び立った。私の友人は、「神が守ってくれた」と言っていた。新幹線が遅延や運休をしている合間をぬって、奇跡的に東京―大阪を影響もなく移動できたのだから、その通りだろう。私も、ホッと胸をなでおろしている。

編集部より:この記事は、医学者、中村祐輔氏のブログ「中村祐輔のこれでいいのか日本の医療」2024年9月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。