車線変更を急加速でブロック
先の急な車線変更にも該当する話ですが、「自分の進路をふさがれた」という意識があおり運転につながる傾向があるようです。次のエピソードも、「相手に邪魔された」という感情が攻撃的な行動を引き起こしたケースだといえます。
「片側2車線の道路で、私は左側を走っていました。少し先に右側の施設に入ろうとしている車がいて、右車線から車線変更してくる車がちょくちょく見えたんですね。
それで、私の前を走っているミニバンの前にも、右からセダンが入ってこようとしたんです。やや窮屈なタイミングではありましたが、まぁ右車線から入ってくるのは目に見えていましたし、ウインカーも出していましたから、普通に前に入れるものだと思ったんですが……。なんとミニバンが急加速して、車線変更をブロックしてしまったんですよ。
結局セダンは入りそこねて、私の前に入ってくると、ものすごい勢いでミニバンとの車間を詰めはじめました。ミニバンもミニバンで、おそらくわざと急ブレーキ気味に減速したりして、あおり合戦みたいな空気になってきて。しばらく2台でガチャガチャ争ったあと、信号待ちでミニバンの運転手が降りてきて、なにやら口論に発展していました。
青信号になり、当然後ろからクラクションが鳴りはじめ、不服そうに車に戻っていきました。その後は私が別の方向に行ったので、どういう結果になったのかはわかりませんが……」(30代女性)
隣車線の車が車線変更の意思を示しており、自分の前方にその車両が入れるスペースがあるのであれば、そのまま速度を上げずに入れてあげることが望ましいでしょう。急な加速は相手にとって「妨害の意図」として受け取られる可能性が高く、相手によっては上のようにあおり運転につながるおそれもあります。
もちろん、「相手から邪魔をするような動きをされた」ことは、あおり運転が認められる理由にはなりません。運転中に不愉快な思いをしても、一度深呼吸をするなどして気を取り直し、安全運転に努めることが大切です。
また反対に、あおられるリスクを防ぐうえでは、周囲の車の動きを十分に確認し、「相手に危機感を抱かせるような動き」を避けることが求められるでしょう。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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