■多少の汚れがあっても読み取り可能

QRコードは専用の読み取りデバイスがなくてもスマホがあれば読み込み可能で、360度どの角度からでも読み取れる。さらに、工場や物流の現場での利用を想定していたため、一部が汚れていても補正して正しく読み取る機能が備わっている。汚れやかすれがあり不安に思うような状態でもうまく読み取れることが多いのはそのためだ。

ただし、3つの隅にある「ファインダパターン」(切り出しシンボル)と呼ばれる四角いマークのうち1つでも汚れて読み取れないと、QRコードであると認識できずに読み込めなくなる。また、残りの一角にある「アライメントパターン」と呼ばれるドットが汚れていても読み込めない。QRコードがなかなか読み込めない時には主要構成要素である4つの点が汚れていないか確認してみよう。