通常なら動かないウキよりも動くほうがいいに決まっているが、ここ二日間の釣況からすると、マブコイが連続している状況でいいサイズの本命が交じることはなかった。つまりウキが動きっきりの記者より、今のところ動かない吉田のほうが可能性は高い。
開始から1時間以上が経過し、ようやく吉田にも触りが出始めた。しかも触っているだけで、なかなか落とさないので、もしかしてヘラなのかと期待してしまう。
落胆のコイ
横で見ている記者以上に吉田のほうが期待値はマックスだったはずだ。ところがいざズバッと落とすと正体はコイ。これには吉田もかなりがっかりしたようで、ハリスを切ってしばし呆然としていた。
吉田康雄
「絶対にヘラだと思っていたんですけどね」
15時半すぎにも同様に触りっぱなしの状態に陥ったが、何とこれがブルーギル。結局、移動後はヘラの顔を見ることができず時間切れで納竿となった。
お世話になった亀山水産センター(提供:週刊へらニュース編集部 関口)
二日間を通しての釣果は最大で44cm。尺半にも届かず、大型狙いの取材としてはまさに惨敗で終わってしまった。
意気消沈して亀山水産センターの桟橋に戻る。すると1人の釣り人が桟橋直着けで釣りをしていて、良型を立て続けに絞っていた。最大は48cmで、見ている間だけでも46&47cmの腹パンを竿8尺タナ1本半で釣り上げ、ここまでの枚数はすでに20枚以上と驚きの釣果。
「桟橋だったかぁ」と悔やんでも時すでに遅し。吉田からは泣きのリクエストが入ったのは言うまでもない。ならばしょうがない。付き合おうか(笑)。
次回は「泣きのリベンジin片倉ダム」です。
次回も「ノルマは50cm超in亀山湖」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>