テーマは「ノルマは50cm超in亀山湖」。千葉県君津市にある亀山湖を舞台にひたすら50cm超だけを狙った取材もいよいよ終盤。あとがなくなった吉田が最後に賭けたのは過去の実績ポイント。ところが……。
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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
最後は実績ポイントで
取材最終日、笹川筋第1流れ込み手前(右岸)で長竿を振るが、ジャミさえ動かないノーピク。竿を10尺にチェンジするとアタリは出るも40cm止まり。そしてエサが効きだすと前日同様にコイ・マブナのラッシュになってしまった。
ヘラが釣れているならまだしもコイマブ時合いで日なたの釣りは、あまりにもキツすぎる。横で見守る記者も前日の暑さでバテ気味なのか、そろそろ日陰に逃げないかとリクエストする。
吉田も同じことを考えていたらしく、記者の号令でさっさとロープをほどき、午後は日陰になる左岸へ移動する。時刻は12時半すぎ。
モジリが出る時間帯でもなく、どこに着けていいか見当もつかない。となれば頼りになるのは過去の実績。旧三本杭周辺なら日陰の範囲がすでに広がっているので、そこから20mほど上流の通称タル木に着舟。記者はその下流で吉田の釣り姿が納められる位置に舟を留めた。
ウキはノーピク
ここは吉田が着けている位置から徐々に上流が浅くなる。つまり移動前のポイントに比べて、よりコイ・マブナの餌食になりやすいポイント。
「ですが、水深がある所でもあまり変わりばえしなかったので、むしろ雰囲気が変わっていいかもしれません。こうなったら何でもやってやるって心境です」
移動前の釣りからしても深いタナに魚っ気が感じられないので、ここでも竿は10尺で始める。
昼食休憩を挟み13時15分にエサ打ち再開。これまで同様、すぐにマブナやコイがウキを動かすだろうと思っていたが、意外や意外、1時間が経過しても吉田のウキはノーピク。対して同じ尺数で狙っている記者の竿にはマブコイが連続してアタリを出していた。