こんにちは、医師&医療経済ジャーナリストの森田です。
今回は、「卵巣がん急増の謎:ワクチンの影響は?」というタイトルでお届けしたいと思います。
日本人の総死亡数は急増しているいま、SNSを中心に日本の総死亡数が2021年から急増していることが話題になっています。
グラフにするとこんな感じ。
武見厚生労働大臣はこの死亡急増について「高齢化の進展が原因」「これ以上詳細に解明する必要はない」と説明していますが…。
これは明らかな間違いです。
というのも、死亡数が急増しているだけでなく2021年から明らかに平均寿命が低下しているのです。
単に高齢者の人数が増えた(特に健康問題が発生したわけではなく)、その結果死亡者数も増えた、と言うことならこれまで通り平均寿命は上昇、もしくは横ばいになるはずですが…。
これまでと一変して平均寿命が低下したのですから、何らかの健康被害が発生している可能性を考慮すべきです。
がん全体の死亡数は横ばい日本人の死因の中で最も多いのは「がん」です。
では、がん死は増えているのでしょうか?
実は、がんの死亡数は横ばいです(過去のトレンド通り)。
胃がんや肺がん、大腸がんなどのメジャーながんの死亡数も、ほぼ例年通りです。
一方、特定のがん、特に卵巣癌、白血病、そして腎不全による死亡が2021年から共通して急増しています。
これらの増加は、日本人の死亡数が増加した21年と同じタイミングで起こっています。