世界最強の顎の力を持つと言われ、一度噛んだ獲物は離さず、自分の体を回転させて肉を食いちぎる様は、「狂暴」そのものです。
少し前にSNSで話題になった漫画の主人公にもなっていたワニですが、実は長寿であると言われています。
目次
・ワニとは
・3科が存在
・気になるワニの寿命は?
・なぜ謎が多い?
・推定130歳のワニの葬式
・ワニは生きている間成長し続ける?
・まとめ
ワニとは
ワニは爬虫類の中でも最も大きく、肉食性であり、陸でも水中でも生活しています。
熱帯から亜熱帯にかけ23種が分布していて、淡水域と一部の海域に生息していますが、水場から遠くへは離れません。
食べ物は魚類や哺乳類、甲殻類など捕食対象は豊富です。
実は石も食べるってご存知ですか?胃の中で肉の消化を補助する為と、水中で体重を調整するために食べるんだそうです。
食べた石は消化器官である砂嚢(さのう)に蓄えられるそうです。
基本は動かないでエネルギーの消耗を抑えていて、一度満腹になると数カ月の食事の必要がない、こういった理由ワニが生存してきたともいわれています。
体も大きく、大型だと1トンを超える個体もあり、陸では鈍足だと思いがちですが、短距離であれば人よりも速く走れたり、身体能力も低くはありません。
3科が存在
顎の強さに加え、身体能力にも恵まれているワニですが、全て正鰐亜目に属し、現生ではアリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科の3科に分けられる場合が多いです。
中でもガビアル科は、インドガビアルの一種のみで構成しています。
単に「ガビアル」とも呼ばれるインドガビアルは口元が細長く、細く鋭い歯を持ち、ワニの中で最も歯の本数が多いです。
しかしガビアルは、クロコダイルと近縁であるため、クロコダイル科に含まれる説もあります。
因みに、クロコダイルとアリゲーターはよく聞く名前ですが、見分け方をご存知でしょうか?
いくつか見分ける方法はあるのですが、口の特徴が違います。
口が細長く尖っているのがクロコダイル
出典:Wikipedia(@Tomás Castelazo)
口が丸みを帯びているのがアリゲーターです
出典:Wikipedia(@J. Patrick Fischer)
他に、歩くとわかりやすく、クロコダイルは体を持ち上げて歩きますが、アリゲーターはお腹を擦りながら歩きます。
気になる方はこちらの記事も参考にどうぞ
ワニは英語で「アリゲーター」「クロコダイル」だけど2種類の違いは?