非合理なメニュー設定

「痩せた」と話題になっているのは「ドラム」だが、外食チェーン関係者はいう。

「KFCの難点をあげるとすれば、『オリジナルチキン』のサイズの違いでしょう。ドラムと他のサイズは部位によっては一見3~4倍ほど開きがあるように見えますが、価格は同じ。さらに注文時に部位の指定はできないので、たとえば1~3本注文した場合にドラムが入ると損した気分になる客もいるでしょう。『ドラムはいらない』という客にとっては、欲しくない部位が混ざってしまうし、『ドラムを単品で食べたい』という客もドラムだけを注文することができないので、これは非常に非合理です。

 どのようなメニューのラインナップにするのかはチェーン側の自由なので外部から口を挟むべきことではありませんし、KFCの食材調達面などでなんらかの事情があるのかもしれませんが、部位ごとに金額を変えてでも部位を指定して注文できたほうが、客の利便性という面では好ましいかもしれません」

 実際に8月に東京都内の店舗で購入したドラムが冒頭の写真だが、確かに「痩せている」という表現はあながち的外れとはいえないだろう。ちなみに、ここ数カ月の間で「オリジナルチキン」の量の変更などはあったのか。運営元の日本KFCホールディングスに問い合わせたところ、以下の回答が寄せられた。

「重量の変更はございません。また、オリジナルチキンには部位ごとに重量の規格があり、各店舗その規格に基づいて作成しております」

(文=Business Journal編集部)

提供元・Business Journal

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