自民党総裁選は大乱戦、立憲民主党は野田氏の出馬表明で大きな変化、アメリカ大統領選は行方知らず。おまけでいうなら兵庫、斎藤知事の去就もさてどうなるのか、です。現時点で私が予想を出せるのは立民は野田氏が有利ぐらいであとはどう見ても方向性すら見えなくなってきています。自民党に至っては横一線出馬しゴールまでもつれにもつれ、投票したらあれー?という想定外の方が残ることもあり得ます。こうなると変な話ですが、顔カタチと言った外見ウケする方が有利になるかもしれません。

アメリカについても世論調査でハリス氏がトランプ氏を抑え若干のリードを保ったまま、論戦に入りそうです。トランプ氏のかつての「口撃」は効力がなくなったのか、はたまたトランプ氏も「大人」になって政策論争で巻き返しを図ろうとするのか、この辺りの戦略は分かりません。日本の論客はトランプ氏支持派が多いように感じます。支持だけのはずなのにトランプ氏があたかも当選するようなことを述べる方もいらっしゃるようですがこの辺りが日本のメディアのマナーの悪いところともいえます。

最後に兵庫の斎藤知事。粘りますねぇ。百条委員会でも「カエルの面に小便」状態。市民の負託があったという自負だと思いますが、それは知事になる前の期待値であって蓋を開けてみたらダメだったとなればその負託の意味はありません。前節で述べたエヌビディアの株が好決算にもかかわらず下落したのは期待値がそれ以上に高かったのが理由ですが、「斎藤元彦」株は上場したら期待どころか散々裏切り、不評を買ったのですから兵庫県民にとって大損の状態なのではないでしょうか?

出生者数がヤバい状態に

「品の良い私」が「ヤバい」なんて言葉を使うのは憚れるのですが、1-6月の出生者数35万74人という報道は衝撃です。「トレンドに拍車がかかっている」とか「想定以上」と言った上品な言い方ではなくシンプルに「ヤバい」です。出生者数は20年後の成人の数になるので20年後の労働市場や働き手の数、更には人口から想定される内需などの経済環境がほぼ確実な数字として予見できます。ずいぶん前から私は危機感を募らせ様々な警鐘を出してきましたがこのままでは国家の維持の可否という話になりかねません。