ボツボツ魚信はあるがこの日はマハゼのみで、必ずゲストでくるウロハゼすらも来なかったが、とりあえず一目達成。ハゼの数は17匹であった。暑くなってきたので車に戻って2時間程休憩、その後、昼食をとってチョイ投げの釣り場へ。
チョイ投げ編
残り四目を次のチョイ投げで達成できるか?できるだけ魚種の豊富な場所がいいと考え、田ノ浦漁港でスタートしたのが日が傾き始めた午後3時半ごろ、一番内側のワンドで竿を出す。竿は10ftの改造ルアーロッドに錘12号である。
1投目から魚信、まずはチャリコ(チダイの幼魚)、これが二目目。チダイとマダイはよく似ているが、尾びれの先端が赤く縁どられていればチダイ、かすかに黒くなっていればマダイである。ほぼ、空振りなしで魚信があり、チャリコが続くが、チャリコでもマダイの幼魚がきた。三目目である。
あと2目、シロギスともう一魚種が欲しい。距離と方向を変えながらいろいろ探ったみたところ、四目目をシロギスで達成。最初にキスが来たポイントを慎重に探り、シロギスを8匹追加できた。
その後、キスの魚信の後、続けてゆっくりさびくとゴツゴツした魚信が……、またチャリコかと思いながらも慎重にリーリングすると、何とキュウセンとシロギスの一荷だった。これで五目釣りを達成、時計を盛ると午後6時半であった。
チャレンジの成果と感想
1日の釣りでマダイ(幼魚)、チダイ(幼魚)、シロギス、キュウセン、マハゼを釣り、五目釣りを達成することができた。
河口部も漁港も、魚種が豊富な場所なので、一つの釣法と釣り場で楽勝で達成できると思ったのだが、実際にチャレンジしてみると意外に手こずらされた感じである。ミャク釣りとチョイ投げで、トータルの実釣時間はほぼ5時間であった。
足元の護岸には貝やフジツボがびっしりついているが、そこをのぞくと、5~6cmのミニサイズのチャリコが泳いでいるのが見えた。マダイは水深のある磯混じりの砂底が投げの好ポイントといわれるが、幼魚の時代にはこんな身近な場所で生活するのである。意外な発見で、ちょっと嬉しい気分になった。