オムニチャネルマーケティングのための会話型AIソリューションを提供するSleekFlow(シンガポール)は、8月20日、700万ドルの資金調達を発表した。これによってSleekFlowの総資金調達額は、1,500万ドルにおよぶ。

今回の資金調達により、SleekFlowは東南アジア、中東、ヨーロッパを含むグローバル展開計画を加速させる。またマーケティングワークフローの自動化やデータ分析のためのAI利用技術のさらなる開発や、オムニチャネルの拡大に資金を投入する計画だ。

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顧客に一貫した体験を提供

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オムニチャネルマーケティングの目的は、ソーシャルメディア、モバイルアプリ、eコマースプラットフォームなどのオンラインチャネルと、実店舗などのオフラインチャネルを含むすべてのタッチポイント(顧客への接点)で、一貫性がありシームレスな顧客体験を創り出すことだ。

オムニチャネルマーケティングによって、企業は複数のチャネルをとおして個々人の顧客体験を一貫性をもって最適化することができる。これによって顧客との信頼関係を深めることが可能になる。

SleekFlowは、“オムニチャネルマーケティングとは、単なるマルチチャネルマーケティングとは違う”という。マルチチャネルマーケティングも、さまざまなチャネルを使って顧客にアプローチする点では同じである。しかし各チャネルを独立して運用するマルチチャネルマーケティングとは違い、オムニチャネルマーケティングにおいては、すべての顧客に一貫した体験を提供できなければならない。

そのためには、AIやビッグデータのような先進技術を活用して複数のチャネルを統合し、統一されたブランド体験を提供するために、すべての部門が協力する必要があるのだ。

会話型AI市場のリーダー企業をめざす

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Yahoo Financeによれば、会話型AI市場は2024年から2030年にかけて、132億米ドルから499億米ドルに成長すると予測されている。