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ジュエリー産業はここから始まった?金櫻神社を参拝
自分で選んだ石で研磨体験!昇仙峡のルーツを垣間見る!
ジュエリー産業はここから始まった?金櫻神社を参拝
昇仙峡を上り詰めた場所に鎮座し金峰山を御神体とした神社で、御神宝はこの地で発掘され磨き出された水晶「火の玉・水の玉」で、本殿には「昇・降龍」が奉納されています(2024年現在非公開)。
この水晶玉の加工技術は、京都で水晶玉加工販売をしていた弥助という人が水晶買い付けの際に金桜神社の神官達に伝授したといわれています。それを継承発展させて江戸時代には甲府町内で眼鏡や数珠等の加工販売が始まり、現在では日本一のジュエリー産業の集積地になりました。
風鈴が境内に飾られていて風が吹くと涼しげな音色を奏でていました。
<4月下旬から5月上旬にかけて咲く御神木の「鬱金の櫻」/出典:(一社)甲府市観光協会>
【金櫻神社】
- 住所:山梨県甲府市御岳町2347
- TEL:055-287-2011
自分で選んだ石で研磨体験!昇仙峡のルーツを垣間見る!
長田円右衛門の開拓によって広まった水晶研磨と昇仙峡のルーツを体験できる円右衛門伝承館に立ち寄り研磨体験をしました。
ここから好きな石を選びます。
私が選んだのはこの石。
まずはカットします。
目の細かさの異なる研磨剤で数回に分けて磨いてゆきます。
完成です!カットから仕上げまで15分くらいでできました。
建築物の壁や床でピカピカに磨かれた石って高級感がありますよね。まさか自分で石を磨くことができるなんで思いもしなかったのですが、研磨職人が付いてくれたので簡単に自分オリジナルの石を磨くことができました。
研磨の工程を追うごとに、短時間で石がピカピカつるつるに変身してゆくのがとても楽しかったです。
山梨県は、宝飾出荷額が全国で3割のシェアを占めると言われるジュエリー県で、その研磨宝飾業のルーツがかつて金峰山を中心に水晶を産出したここ昇仙峡なのです。
その伝統の技を体験できたことはとてもいい思い出になりました。
【昇仙峡物語 円右衛門 伝承館】
- 住所:山梨県甲府市猪狩町385−1
- 営業時間:9:00~17:00(年中無休)