毎度おなじみのチョロバイ紹介です。チョロバイは、タカラ(現タカラトミー)が発売していたチョロQのバイク版です。デフォルメされたフォルムに精巧なディテールが施されていました。ライダーなら思わず大人買いしたくなる逸品ですが、残念ながら現在は発売終了しているため、マイコレクションを公開しています。楽しみにしている方、「まだやるの?」とあきれている方、様々だと思いますが、お付き合いください。今回はスズキを代表するバイクをご紹介します。

「キリンは泣かない…」GSX1100Sカタナ

スズキと言えばカタナ、カタナと言えばスズキというくらい同社を代表するモデルです。2度もチョロバイ化されるなど、人気の高さが伺えます。時代を反映して1984年に発売されたのは「GSX750Sカタナ(右)」でしたが、2002年には「GSX1100Sカタナ(左)」が商品化されました。実物のカタナは、排気量やハンドルが異なる程度で車格はほぼ同じ。チョロバイを比較すると、1100の方が精密なことがわかります。

GSX1100Sカタナは、東本昌平氏のバイク漫画「キリン」に登場しています。バイクに乗ること、それにまつわるエピソードはバイクを愛する読者に強い影響を与え、一部のバイク乗りから「ライダーのバイブル」と呼ばれています。GSX1100Sカタナは、おもに初期に登場。「キリン」と呼ばれる”渋い中年男”の生きざまを映し出すアイテムとして扱われていました。「キリンは泣かない」が口癖の主人公・キリンは38歳の設定。芸能人でいうと「ウエンツ瑛士さん」や、「小池徹平さん」と同い年です(2024年8月29日現在)。男が渋さを出すのは難しい…

鳥だ、鳥だ、オマエは鳥になるのだ!「GSX1300R HAYABUSA」

最速バイクの頂点に立つとともに、パワー争いに終止符を打ったモデルです。猛禽類のハヤブサが300 km/h以上の速度で飛ぶことができることや、食物連鎖の頂点に位置していることから名づけられました。これ以上ないネーミングを主張するように、カウルに漢字で大きく雀…いや「隼」と書かれています。