最初の移植が成功した今、Injectsenseは20人の被験者登録を目標に試験を継続している。
次のステップは、伝達ツールの微調整と眼圧の自動連続測定に向けて、数十年にわたって測定できる薄膜のバッテリー「Injectpower SASソリッドステートマイクロバッテリー」をiOP-Connectに組み込むことだ。 最終的な製品プラットフォームでは、患者が毎週数分間「スマートグラス」を装着。このグラスによってiOP-Connectをワイヤレスで充電し、センサー本体に保存されたデータをスマートフォンやクラウドに安全にアップロード可能になるという。今年にはシリーズCラウンドを完了する予定
2014年設立のInjectsenseは、半導体と医療システムという2つの分野に深く根ざしているデジタルヘルス企業。超低電力 IC 設計、テレメトリ、小型化などの高度なマイクロテクノロジーにおける長年の実践的なエンジニアリング経験と、医療市場、規制、ソフトウェア、デバイスの専門知識を組み合わせ、さまざまなソリューションを生み出している。
2019年4月にはシリーズBラウンドで資金調達を受けており、2024年にはシリーズCラウンドの資金調達を完了する予定だ。現在は、大手非眼科機器企業から開発収益を得ており、毎月数十万台の機器を製造できるサプライチェーンを確立している。
(文・Haruka Isobe)