■各地ミュージアムショップの起爆剤にも
古い作品なため当初は著作権が切れていると考えていたが、「調査した結果、作者の没後30年しか経っていないということでまた権利が残っていた」(吉本さん)んだそう。
そこでテスト版フィギュアを製作し『灸まん美術館』に持ち込んだ。丁寧にプレゼンをした結果、美術館側からも快くOKをもらい、晴れて「公式グッズ」として製品化が決まったのだ。
「吉本アートファクトリーではこれまで、水族館内のショップで販売している魚類標本のフィギュアなどを手掛けてきており、造形の力を使ってもっと各地の美術館や博物館、水族館を盛り上げたい、ということを常々考えていました。場所によってはミュージアムショップで売っているものがちょっと残念だったり、同じ商品だったりしますよね。それを僕たちの力で少しだけ変えたいなって…」と吉本さん。
リリース後、このフィギュアは各メディアやSNSで多く取り上げられ、灸まん美術館には問い合わせが殺到。同博物館のHPには「在庫は即完売」との説明がある。商品を求めに行きつつ、美術館の良さを再認識するファンも多くいるようで、吉本さんのアクションが地元に貢献しているようだ。
(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)
提供元・Sirabee
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