■「スコールの多い東南アジアで…」

環境への配慮はもちろん、靴としての強度、ビジネス・カジュアル両方に合わせやすいデザインなど、あらゆる面で優れた「ウールエコシューズ」。特に、強度に関しては力を入れたようだ。

AOKIで見つけたシューズ、原材料に目を疑う… 「開発エピソード」に思わず感動
(画像=『Sirabee』より引用)

広報担当者からは、「開発担当者が実際に靴を履き、15回ほど海外に行っています。特に、スコールの多い東南アジアを中心に半年ほど履きました。天候に関わらず、1日中履いてライフテストを重ねました」という回答が寄せられており、開発担当者の熱い思いが窺える。

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(画像=『Sirabee』より引用)

試し履きしたシューズはすでに最終形に近いものだったが、商品として世に出すため、念入りに確認したという。

最後に、今後の展望を尋ねると、広報担当者は、「生地を安定的に供給できる環境を整備したいです。現在のウールエコシューズは色を染めず、回収したスーツや礼服そのままの黒色になっています。色を染める際は熱を与えて負荷がかかるため、糸の強度が落ちてしまいます。今後は、いかに安定して色を作っていくかが課題だと感じております。そこをクリアしてから次のステップに進みたいと思います」と力強く話す。

「ウールエコシューズ」はまだまだ進化する可能性を秘めている。