■開発に至った経緯は…
AOKIでは、90年代からウール製品の回収事業をしているが、当初は車の吸音材など産業資材にリサイクルしていたという。
同社の広報担当者は、今回シューズにリサイクルした経緯に関して、「これまでは産業資材ということもあり、お客様の手元に届いていませんでした。昨今のサステナブルファッションへの意識の高まりを受け、お客様に商品という形でリサイクルしてお届けしたいと考えました。世界的にもサステナブルシューズが注目されていたため、AOKIでもできないかと思い、シューズという形で発売させていただきました」と説明する。
![AOKIで見つけたシューズ、原材料に目を疑う… 「開発エピソード」に思わず感動](https://cdn.moneytimes.jp/800/533/LaEuUdBMEyOaeNSriZjXtlScBlawKlgr/2458d384-44ba-49bf-be20-1b5683e04056.jpg)
(画像=『Sirabee』より引用)
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(画像=『Sirabee』より引用)
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(画像=『Sirabee』より引用)
2年ほど前から構想があったそうだが、シューズにするのは簡単なことではなかった。
広報担当者は、「回収したスーツは機械で細かく裁断し、無数の針で梳(くしけず)る反毛という作業をして綿状にします。そこから紡いで、糸を作って生地にするのですが、質の良い糸を作るのに1年近く時間を要し、苦労しました」と話す。
実際に履くことを考えると、より良質な糸を作る必要があったのだ。