■「放送禁止用語」だらけ

そもそも隔離されていた5羽は、同園の来園者や職員に対して暴言を放っていたことで、2020年に一般公開が中止になっていた。このような対応に至った背景について、園は「子供たちへの悪影響を防ぐため」と説明していたという。

CEOであるスティーブ・ニコルズさんは、このたび8羽をキャリーボックスに入れて移動させる際に、「聞こえてきた言葉は本当に衝撃的で、Fワード(Fで始まる罵り言葉)はもちろん、放送禁止レベルだった」と話す。

同園では来園者には看板で「ヨウムの言動に注意するように」と呼びかけているが、苦情が来たことは一度もないという。むしろ「来園者がヨウムに汚い言葉を浴びせる機会が多かったからこそ、ヨウムは下品なワードを覚えてしまったのです」と、事の発端は来園者側にあったと説明している。