言語習得が得意で、知能が高いことでも知られる「ヨウム」だが、その賢さゆえに人間を困らせることもあるようだ。奇想天外なエピソードを『NEW YORK POST』や『CNN』などが報じた。

■暴言連発のヨウムにリハビリ

オウム目インコ科のチョウ類であり大型インコとされる「ヨウム」は、ペットとしても人気が高い。社交性が高いことから自然界ではおよそ1,000羽もの群れを作り、あらゆるさえずり声でコミュニケーションを取る。その知能レベルは霊長類やクジラ、イルカにほぼ匹敵するとも言われている。

しかし1月23日、イギリス・イングランド東部にあるリンカンシャー野生動物公園が、「罵り言葉を乱用するヨウム集団のリハビリを開始する」と発表。既存の方針を見直し、ヨウムたちの言葉遣いを直すため、暴言を吐かないヨウムの群れと合流させるという。

治療の対象になっているのは、全100羽いるうち群れから隔離されていた5羽と、新たに加わった「エリック」「キャプテン」「シーラ」を含む計8羽だ。