えっ、パンクしたまま走っちゃうの!?
バッテリー関連のトラブルのほか、毎年頻発しているのがタイヤ関連のトラブルです。パンクやバーストはJAFの出動理由のなかでも2番目に多く、2022年度には40万件以上もの救援要請がありました。
「以前フルサービスのガソリンスタンドに勤務していたときのことです。タイヤの空気圧が足りず、ぺちゃんこになっている車はしばしば見かけていたのですが、ある日パンクしているっぽい車がフラフラと入ってきました。
乗っていたのは年配の女性で、てっきりパンク修理をお願いされると思いながら接客すると、普通にレギュラー満タンをお願いされたんです。思わず『あの、タイヤの方は……』と口にすると、不思議そうな顔をして、『この人は何を言ってるんだ』と言わんばかりの表情。
パンクしているようなので点検しますよ、と促したのですが、警戒されてしまったようで、『車のことはディーラーに任せているので』と取り付く島もありません。そのまま帰すのも危険ですし、『タイヤを見てみてください』とか『いつもと車の動きが違いませんか?』とか説得するのですが、もはや目も合わさずガン無視状態になってしまいました。
結局、接客の上手な社員さんに説得を代わってもらい、修理までこぎつけましたが、なんだかなぁという感じでしたね」(30代女性)
タイヤがパンクした際には、車両のコントロールが効きにくくなり、安全に走行することが難しくなります。万が一パンクに見舞われた場合には、なるべく付近の安全な場所に移動し、スペアタイヤに交換するか、非搭載の場合にはパンク修理キットで応急処置をしましょう。
もちろん上記はあくまで緊急時の対応ですので、処置をした後はディーラーやカー用品店、タイヤショップなどでタイヤ交換など適切な措置をしてもらう必要があります。
周囲の安全を確保できない場合には、三角停止板や発煙筒により後続車に自車の存在を知らせる措置をとり、JAFや保険会社などのロードサービスに救援を要請することが望ましいでしょう。
車両トラブルを放置したまま走行してしまうと、正常に車を動かすことができなかったり、周囲の円滑な交通に支障を来したりと、大きな事故の原因となる恐れもあります。自車両を安全に走行できる状態にしておくことはドライバーの義務ですから、異常が生じた際には必ず対応し、正常な状態に戻すことが必要です。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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