■飛び越えて危険を回避
状況はかなり切迫したものだったようだ。ブルックマンさんは地元のテレビ局に「ワニは13フィート(約4メートル)はあった」と証言。船の前方のいかりを回収するために、巨大なワニを飛び越えなければならなかったという。
ブルックマンさんが何とかジャンプして飛び越えたあと、ワニはバランスを崩し水中に落ちたが、「助かったのは運が良かっただけです。亡くなった祖父が私を見守ってくれたのかもしれませんね」と振り返った。
ブルックマンさんは、過去数10年にわたりジェーン・クリークで釣りをしてきたそうだが、これほど大きなワニを見たのは初めてだったという。
■ワニを駆除する可能性も
「クロコカントリー」と呼ばれるクイーンズランド州周辺では、1985年12月から2023年7月までの間に、ワニによる計47件の事故を記録。そのうち13件の被害者は死亡している。
クイーンズランド州の連邦政府産業イノベーション科学省は、ジェーン・クリーク周辺に警告の看板を立てて注意喚起し、「ワニの居場所や行動の監視を続けたい」としている。日中に発見されなかった場合は夜間調査を行い、潜在的な治安上の危険性を評価するという。
省の関係者は、「人を襲うなど問題行動のあるワニと評価された場合、野生から駆除の対象となる」と述べている。
(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)
提供元・Sirabee
【関連記事】
・サイゼリヤ、ミラノ風ドリアに”異変” 「こんな形だった?」ネットで驚きの声続出
・「お店に並んだチョコ」のはずなのに… ある世代は別モノにしか見えないと話題
・アクシデント発生したスーパー、入り口を見ると… 全て解決する「ユルさ」があった
・30代女性の6割がバスタオルは毎回洗濯 「そんなに汚れない」との意見も
・注文通り真っ赤な商品を提供したマックが後悔 購入者に「ご連絡を」と呼び掛け