自身が精子提供で生まれていたことを知らなかった女性が、育ての父親の死後にその事実を知った。DNA鑑定で実父が判明したが、その詳細や15人いるという兄弟姉妹の所在はわかっていない。『The Sun 』『DailyMail』がレポートした。

■精子提供で生まれていた女性

イギリス人の父親Aさんとシンガポール人の母親に育てられたサラ・スミスさん(22)は、最近になってAさんが実父ではなかったことを知ったという。

Aさんはがんを発症したことで不妊になり治療に通っていたそうで、その事実をサラさんが知ったのは、Aさんが他界した2018年のことだった。母親はかねてからサラさんに真実を伝えたいと言っていたものの、Aさんはサラさんには知られたくなかったのだという。

サラさんは、「一部の世代は、この話題がタブーだったことは理解できます。少なくとも父親が不妊治療で多額の費用を費やしてまでも、私を授かりたかったという気持ちが感じられて嬉しいです」と明かした。