■獣医学部も捕獲に協力

大学の獣医学部も、この捕獲作戦に参加。LMUで野生動物園医学と獣医解剖学を教えるポール・ネーダー博士は、「その場にいた学生たちに、ワラビーを麻酔を使って捕獲する可能性について話しました。珍しい機会なので、麻酔薬も用意したんです」と語る。

また「獣医学では、次の日にどんな事件が起こるか、何に対処しなければならないかが予測できないことがよくあります。予期せぬ事態を想定することを習慣づけることは、重要です」とも述べた。