スマートフォンの普及率に伴い、SNSの利用者が一気に増加した。日本でも所持者の8割が、何らかのSNSをよく利用・閲覧しているそうだ。だがその現象は、問題点を複数はらんでいるという。アメリカの『People』が報じた。

■SNS普及でうつ発症者が急増

「スマートフォンが世間に浸透し、SNSが普及し始めた頃から、うつ病や不安症状を訴える患者が急増しました」と語るのは、ニューヨーク大学で社会心理学を教えるジョナサン・ハイトさんだ。

若者はSNSを常にチェックし、無意識に自身と他人を比べたり、加工した写真と実際の自分に強いショックを受ける。「SNSだけが原因とは言わない」とするものの、ガラケー(ガラパゴス携帯)がスマートフォンに切り替わってから、多くの国で十代の自傷行為や自殺率が約2倍に増えたという。