■“島”はエーゲ海の島ではなかった

 ジョンとヨーコは1973年に米ニューヨーク・マンハッタンの高級集合住宅「ダコタ・ハウス」に入居し活動の拠点をニューヨークに移した。

 1980年12月8日朝、ジョンの1日はいつものようにスタートした。夫妻による共作アルバム『ダブル・ファンタジー』をリリースしたばかりであったこともあり、写真撮影やラジオ出演などの多忙なスケジュールで埋まっていた1日であったが、朝に自宅を出た直後、ファンを名乗る男性からサインを求められジョンはそれに応じた。この男性こそが殺人犯、マーク・チャップマンであった。

 仕事を終えて夜11時近くに帰宅したジョンは、待ち伏せしていたチャップマンから銃で撃たれ、病院に運ばれたが30分後に死亡が宣告された。

 ジョンに向けて5発の銃弾を放った(4発がジョンに命中)チャップマンは、銃撃後、銃を置いてその場に立っていたという。急いでやって来たドアマンに取り押さえられても抵抗せず、警察の逮捕を待っていたのだった。チャップマンは後にジョン・レノン殺害の罪で終身刑の判決を受けた。

ジョン・レノンの死は予言されていた!?殺される11年前に占星術師から「島で撃たれるだろう」と告げられていた
(画像=画像は「Wikipedia」より,『TOCANA』より 引用)

 数年後、ヨーコはアテネの占星術師が言った“島”とはエーゲ海の島ではなく、“マンハッタン島”であったことに気づいたという。マンハッタンも確かに島なのである。

 ニューヨークに拠点を移したジョン・レノンは世間の注目を浴びつつもその裏では暗殺を恐れながらこの“島”での生活を送っていたのかもしれない。

 いずれにしても霊能者と占星術師、そして交霊会の霊の“予言”は広い意味ではすべて的中したことになる。ジョンがニューヨークに住んでいなかったらどうなっていたのかというのは単なる歴史の“イフ”だが、“島”が示すものに早くに気づけなかったのは悔やまれることかもしれない。

参考:「Howandwhys」ほか

文=仲田しんじ

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提供元・TOCANA

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