一方で「これは持っていく必要がなかったな」と感じたのが大量の着替えだ。

多くの旅行では着替えは滞在日数分持っていくことが普通である。都市圏への滞在においては自分もそうしてきた。しかし、意図せず今回滞在した沖縄県那覇市のすべてのホテルに洗濯機が備え付けられており、中には「自分専用の洗濯機」も設置していたホテルもあった。また、どのホテルにもランドリーサービスを提供しており毎日洗濯することができる。結果、着替えはあまり準備する必要がなかった。

洗濯機設置率の高さは、マリンスポーツを楽しむ前提の沖縄ならではの事情かもしれない。沖縄旅行をする際は宿泊先に洗濯機の有無を確認した上で着替えは最小でいいだろう。

プロテインも要らない

毎日筋トレをする人にとって、長期旅行滞在中の運動は気になるところだ。自分も事前にジムの充実度合いを確認した上で毎日筋トレをしていた。そして筋トレに欠かせないプロテインだが、これは創意工夫すればわざわざ持参する必要はないだろう。

その理由は宿泊先の朝食ビュッフェで、十分タンパク質を取ることができるからだ。流石にプロテインほど、脂質、糖質を完全に廃した純度の高いタンパク質摂取は難しい。だが、豆乳、豆腐、納豆、卵ならそれぞれ6-8gのタンパク質が含まれているので、複数とれば毎日筋トレ用の20g分を簡単に確保できる。理想は筋トレ前後の摂取だが、コーヒーお持ち帰りサービス用のカップに豆乳を入れておき、筋トレ後に飲むことで6gほどのタンパク質をカバーできる。

プロテインは少量だとかなり割高になってしまうし、沖縄は都市圏と比べてドラッグストアの数もないので買いづらい。かといって自宅から持参するには大きな荷物になってしまう。そこで旅先でタンパク質を積極摂取するという現地調達を勧めたいのだ。朝食ビュッフェを提供しているところなら、タンパク質確保は容易である。