写真などの表情を見て、どんな感情を表しているかが判断できるようになったら、職場での実践が効果的である。ある程度理解できれば、上司の機嫌が悪いときに声をかけるようなミスをしなくなるだろう。職場の同僚や上司が、どのような感情のときにどんな表情になるかを知ることは、相手にどう対応するかの実践につながる。
「部長は課長のことが好きではないな」「人事部の涼子さんは上司と怪しいな」「新人の鈴木さんは愛想がいいがストレスフルだな」といったことがなんとなくわかるようになる。行動する前に人を見ることの重要性に気がつくはずである。
尾藤 克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)