見ていると、私の釣り好きの虫がうずきだし、タックルにパームスのエスケード80MDFをセットして川へ下りた。

下流へキャストし、流れをリップにかませてコケが付きやすい黒い石周りに定位させる。だが水量の関係か、反応がない。

そして石周りで泳がせていると、やはり石の間に挟まることもあるが、ラインテンションを緩めて少し浮かせれば、大抵は外すことができた。

実釣中に数人の参加者に「釣れましたか」と聞くが、一様に「釣れませ~ん」と返ってきた。やはり状況は厳しい。

アユの新釣法「アユルアー」実釣スクールに参加【岐阜・根尾東谷川】釣果は渋めも魅力を体感実釣にいそしむ筆者(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡辺勝明)

ルアーでアユ15cmヒット

そんななか、主催者側のサポートスタッフで知人の小久保さんがキャッチ。見せてもらうと、15cmほどのきれいなアユだった。本人は「たまたまです」と謙遜するが、ルアーでアユが釣れると証明された1匹だった。

アユの新釣法「アユルアー」実釣スクールに参加【岐阜・根尾東谷川】釣果は渋めも魅力を体感小久保さんが釣ったアユ(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡辺勝明)

これで「私も釣るぞ」と意気込んだが、何も釣れぬまま正午となりスクール終了を迎えた。やはり慣れないせいか、私も含めて全体的に苦戦した形となった。

アユの新釣法「アユルアー」実釣スクールに参加【岐阜・根尾東谷川】釣果は渋めも魅力を体感アユルアー専用区に立つノボリ(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡辺勝明)

アユルアーに今後もチャレンジ

参加者数人に感想を聞くと、「難しかったけど楽しかった」「午後からもチャレンジします」という声が聞けた。

トモ釣りは道具が多く一式そろえるのが大変だが、アユルアーならロッドとリール、ルアーがあれば取りあえず始められる。

今回アユは釣れなかったが、手探りで試行錯誤しながら釣るのも結構楽しいものだ。私も今後チャレンジを続けたいと思っている。

アユの新釣法「アユルアー」実釣スクールに参加【岐阜・根尾東谷川】釣果は渋めも魅力を体感根尾東谷川のアユルアー専用区(提供:週刊つりニュース中部版APC・渡辺勝明)

<週刊つりニュース中部版APC・渡辺勝明/TSURINEWS編>