――70歳と18歳ですから、ジェネレーションギャップはありますね。

Aさん:その数日後に、お金を送って欲しいと言ってきました。お金を要求されるのに嫌気がさし、結婚相談所を通じて、離婚したいと伝えました。わずか半年、実際に会っていたのは100時間にもならない結婚生活でした。

タイ人女性と心安らぐ家庭を作り、東京とバンコクの二拠点生活

Aさん:今度は、タイ人女性を紹介してくれる結婚相談所に登録しました。そして、バンコクで3人の女性とお見合いをして、34歳のいまの妻と結婚することになりました。バンコクから車で約2時間のリゾート地であるパタヤで式を挙げました。

――おめでとうございます。わたしも列席させていただきました。

結婚式のあとパタヤのビーチで、筆者撮影

Aさん:前回の失敗があるので、夫婦が別々の場所に暮らして、生活費を送金するというのは避けたいです。ただ、私のように年齢差のある夫婦では、妻が日本のビザを取るのは結構大変です。

――そこで、Aさんがタイに住むのですね。

Aさん:先月、小峰さんと一緒にバンコクを見て回りましたが、月の家賃が6万円くらいで借りられる高層マンションがありますし、海外とは思えないくらい和食も美味しいし、日本の食材を売っているスーパーマーケットもあるし、便利ですね。私は、タイ語は話せませんし、英語も苦手ですが、日本語だけでも生活できそうなのも有難いです。

――念願のお子様は?

Aさん:子供が生まれたら、インターナショナルスクールに入れてバイリンガルな子に育てたいですね。バンコクで一緒に見て回り、イメージが湧いてきました。

――仕事はどうされますか?

Aさん:インターネットが繋がっていれば、世界のどこにいてもできる仕事がほとんどです。一部のお客様とは対面でミーティングをしていますが、オンラインにする代わりにミーティング回数を増やすと伝えたら、喜んでくれました。