加えて、キャッチしたあとに確認したところ、フックのアシストラインは歯でボロボロにされており、走らせて長期戦になっていたら、ここでプッツンしていたかもしれないと高倉さんは振り返った。
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ファイト時も相手がデカいことは分かっていたが、キハダの、ましてやこのサイズとは想像もつかなかったので、強気かつ冷静にファイトできたことが勝因になったのではと答えてくれた。
船長が丁寧に切り分け
なお、こんな巨大魚の持ち帰りは想定していなかった高倉さんだったが、船長一家が営むホテル「秀丸花ごころ」の厨房にキハダを持ち込み、プロの料理人でもある船長が、きれいに切り分け持たせてくれた。その手際の良さと、丁寧な仕事に感激したという。
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最後に、自宅では対処できない大物を捌いてくれたほか、いつも実技を通して釣り方を指南してくれるお客思いの対応を惜しまないフィッシュハンターの船長に、あらためて感謝の言葉を贈りたいと高倉さんは締めくくってくれた。
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<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
フィッシュハンター
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フィッシュハンター
伊勢湾内から鳥羽沖、熊野灘まで広~くフィールドをカバー、メインで狙う対象魚のシーズンにより伊勢市または鳥羽石鏡の2拠点のいずれかから出船しています。ターゲットはサワラや青物、マダイのほか、ビンナガ(ビンチョウ)やキハダ、ハタ類やアオリイカまで何でもお任せください。キスやマダコなどファミリー向けの釣行プランもあります。
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年8月16日号に掲載された記事を再編集したものになります。