底を取って小さく誘うとすぐにアタリがでるので、都度小さくアワセを入れつつ連掛けを狙っていく。2連、3連、4連と順調に連掛けできるので数を伸ばすため私は6本バリ、友人は7本バリ仕掛けに変更。欲張り過ぎるとせっかく掛かっている魚も外れてしまうので、ほどほどに釣り上げながら楽しんでいると、ついに全掛け達成。ワカサギなのに巻き上げにちょっと重さがあるのがとても楽しい。

北山ダムでの夏ワカサギ釣りで289尾キャッチ【佐賀】水深12mを狙い撃ち連掛けでヒット(提供:週刊つりニュース西部版APC・井上健司)

その後も釣れ続けたが、少し食いが鈍ったときはエサの鮮度が大事。連掛けしなくなったなと感じたらエサを付け替えると、すぐ付け替えたハリから食ってくる。

群れがいるときはエサの付け替えや釣れたワカサギをハリから外す作業などがサッとできるようにボートの上のバケツやエサの場所などを考えて配置しておくと手返しが良くチャンスを逃さない。また、誘いの大きさを変えたり、仕掛けを少し巻き上げてゆっくりと落としなおすなども効果的だ。

残り時間も少なくなり、私が200尾、友人が100尾程度だったが、アタリが続いていたので1時間延長。最終的に私が289尾770g、友人も200尾以上と大満足の釣果となった。後から知ったことだが、最初のポイントはインレットから近いこともあり、前日までの雨で濁りが入り、そのせいで活性が下がったか、もしくは群れが移動したのだろうということだった。

また、浅過ぎると型が小さくなるため12m程度の水深がベストとのこと。それ以上深くなると釣れなくなるらしいので、この辺も考慮しながらどこに仕掛けを入れるかも釣果アップのコツだ。

ワカサギの素揚げを堪能

今回は早めのポイントの見切りと移動が功を奏したが、もちろん外れることもあるので、乗船前にスタッフからしっかりと情報をもらってポイントの候補をピックアップしておくと良いと思われる。別途実費にはなるが、魚探をレンタルするのもひとつの手だ。

北山ダムでの夏ワカサギ釣りで289尾キャッチ【佐賀】水深12mを狙い撃ち釣れたワカサギ(提供:週刊つりニュース西部版APC・井上健司)