あまり聞き慣れない四字熟語の1つ、それが「刮目相待(かつもくそうたい)」です。
これは人や物事の成長・進歩を待ち望むことを意味する四字熟語です。

ちなみに、その由来には三国志が関係しているのだとか。
今回はそんな「刮目相待」について解説します。

目次
「刮目相待」とは
刮目相待の意味
刮目相待の用い方・例文
「刮目相待」の由来
武将・呂蒙の成長から生まれた
呂蒙とはこんな人物
同じ逸話から生まれた言葉
男子三日会わざれば刮目して見よ
呉下阿蒙
まとめ

「刮目相待」とは

「刮目相待(かつもくそうたい)」とはどんな意味?その由来には三国志の英雄が!!
(画像=『FUNDO』より引用)

まずは「刮目相待」の意味について解説します。

刮目相待の意味

「刮目相待」は人や物事の成長や進歩を待ち望むことを表す四字熟語です。

今までと違った目で相手を見るという意味でも使用されます。

なお「刮目」は目を見開いてよく見ることを意味する熟語です。
また「相待」は相手を待ちかまえることを意味する熟語とされます。

それらの言葉を組み合わせたのが「刮目相待」です。

人や物事の成長や進歩を待ち望むことを意味する言葉として使用されるようになったとされています。

刮目相待の用い方・例文

「刮目相待」は【刮目して相待つ(あいまつ)】とも読み、
人や物事の成長・進歩に対して使用するのが一般的です。

・例文1:彼の努力と成長には目を見張るものがあり、今や皆が刮目相待する存在となった。
・例文2:新しいプロジェクトのリーダーに任命された彼は、その才能を発揮し、チーム全員に刮目相待されている。
・例文3:彼女のプレゼンテーションスキルは以前よりも格段に向上しており、同僚たちは彼女を刮目相待するようになった。

このように物事というより人物に対して使用することが多いです。
イメージとしては、未熟だった者が時間の経過や特定の出来事を経て成長・進歩した様子を指して使用されることが多いです。