ビギナーズラックで船中ファースト真鯛キャッチ
水深約130m。妻のタイラバは120g、筆者は軽めの80gでスタートしたが、予想以上にタイラバが潮に流され底が取れない。そこで二人ともいったん回収し一気に200gまでウエイトアップしてみた。先に妻のタイラバを結び直し投入を見届ける。
続いて自分のタイラバを結び直し遅れて投入。すると早速「来た来た」と船長の声。なんとほぼ釣り未経験の妻の竿先に真鯛らしきたたき。筆者はまだ着底もしていないのに。妻は教えたとおりに手巻きでゆっくりゆっくりリールを巻き続ける。数分後顔を見せたのは1kg前後の本命真鯛。
初心者の妻が船中ファースト真鯛をキャッチしてしまった。祝い膳の塩焼きにちょうど良さげなサイズだ。
真鯛連続ヒット
ここで、釣り兄貴の筆者はタイラバを海底から数m巻き上げた状態でいったんロッドホルダーに竿をホールドし、妻が釣り上げた真鯛を針から外し、ナイフで〆て血抜き。と、「宮崎さんアタッてるよー」と船長。なんと置き竿状態の筆者のロッドに真鯛がヒット。
釣った感はないが、筆者も2kgクラスの真鯛をあっさりキャッチ。さらに妻は連続ヒットで2枚目の1.5kgの真鯛をキャッチ。普段の生活ではあまり使わない筋肉を使って130mの深場から手巻きで真鯛を2枚巻き上げた妻はもう腕がブルブルとのこと。
ジギングで青物のお土産も
ここで釣り兄貴、妻に手巻きの釣りを堪能してもらったところで電動リールの使い方をレクチャーした。このあとポイントを移動しながら、筆者は真鯛2枚追加。ゲストのフグやサバにも楽しませていただいた。
終盤移動中に船長が見つけた好反応で、妻は筆者と同数となる3枚目の真鯛をキャッチ。筆者はジギングで69cm4kgのワラサをキャッチ。うれしい青物ゲットとなった。
最終釣果
筆者は66cm2.4kg頭に真鯛3枚にワラサ1本とレンコ鯛2匹。人生初真鯛をキャッチした妻は、釣り分けたかのように本命真鯛ばかり60cm2kgを頭に筆者と同数の3枚。最後のバラしがなければあわや単独の竿頭となるほどの活躍ぶりだった。
かくして、お食い初めの祝い鯛の栄冠は妻が最初に釣り上げた最も小ぶりな1kg前後の真鯛に輝いた。それ以外は塩焼きには大きすぎた。それにしても、今回は、ほぼ釣り未経験者でも真鯛が釣れるタイラバの楽しさとそれをしっかり釣らせてくれた船長の凄さをあらためて実感した釣行となった。
<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>
子丸
出船場所:能生漁港