食も旅の楽しみ!カッパドキアの名物料理
世界3大料理・トルコ料理は各地に有名な地元料理があります。カッパドキアに来たならば食べるべき2つの名物料理をご紹介します。
テスティ・ケバブ
ケバブと聞いて思い浮かぶのは串焼きのお肉ではないですか?でもカッパドキアのケバブは煮込み料理です。
テスティとは赤土の素焼きの壺のことです。この素焼きの壺にお肉や野菜を詰め込んで石窯で焼きます。壺の中で煮込まれたトマトベースのお肉と野菜は、壺のままサービスされます。
テーブルにサービスされたら、壺を割ってお皿にもります。ピラフにかけても良し、パンと共に食べるも良し。じっくり煮込まれたお肉と野菜は、素材そのものの優しい味わいです。
カイセリ・マントゥ
カイセリは空港のある大都市の名前です。マントゥとは小さな水餃子のようなものです。
「MANTI」と書きます。ガイドブックによってはマンティとふりがなを付けているものありますが、正しい発音は「マントゥ」最後の「I」は「i」でなく、トルコ語にしかない点の無い「I」。発音するなら「ウ」のような感じです。
小麦粉で作った皮の中にはお肉などを詰め込み、小さな水餃子の形に仕上げます。茹でた後ヨーグルトをかけ、さらに唐辛子やオイルをかけて食べます。注文の際に「にんにく入れる?」と聞かれるかも。にんにくは入れたほうが断然美味しいですよ。
「マントゥ」と呼ばれる食べ物は中国にも存在します、蒸しパンのこと。この中国の「マントゥ」は東の日本に渡り「饅頭」になったとされます。
東へ伝わったのならば西へは?と私の想像ですが・・・中国の「マントゥ」がシルクロードを経て西に伝わり、トルコの「マントゥ」になっていたとしても不思議ではないですよね。つまり日本の饅頭とトルコのマントゥは兄弟なのかも。歴史ロマンですね。
まとめ
ざっくりとカッパドキアのおすすめポイントをご紹介しました。でも、カッパドキアって広いです。しかも見るべき場所も点在しているので、数日の滞在では全てを見るなんて難しい。さらに自然を楽しむカッパドキアは、季節によって姿を変えます。春には野の花が咲き乱れ、夏のカラッとした気候と青空、秋には紅葉、雪に覆われた冬、それぞれに美しいです。
「人生で一度は見るべき場所」トルコのカッパドキア、でも、気に入ったら何度でもいらしてください。実際、リピーターも多いのがカッパドキアです。
文・写真・CAPPADOCIA TRIP/提供元・たびこふれ
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