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実はいっぱいある地下都市・有名どころのデリンクユとカイマクル
大河の辺を散策、陶芸の町・アバノス

実はいっぱいある地下都市・有名どころのデリンクユとカイマクル

人生で一度は見るべき!世界遺産・トルコ・カッパドキアのオススメ観光スポット&アトラクション
(画像=<迷路のような地下都市>、『たびこふれ』より 引用)

カッパドキアにあるとされる地下都市の数は約200箇所とも言われます。毎年のように新しい地下都市が発見されており、正しい数は把握できていません。

ヒッタイト時代よりさらに昔からこの地方では、穴を堀り住居としたり貯蔵庫として使う習慣があり、それをキリスト教徒が迫害から逃れるための隠れ家として利用し、さらに深く広く拡大したのが地下都市。ピーク時では1万とも2万とも呼ばれる人々が生活していたとされますが、今も解明できない部分も多いのだそう。

現在は、多数ある地下都市のうち、調査が完了した部分、安全が確認された一部の地下都市のみが一般公開されています。

デリンクユ地下都市とカイマクル地下都市

ツアーでも含まれることの多い2箇所の地下都市。一般公開されていますが、まだまだ謎も多く調査中の部分もあるため、一部のみ見学できます。一部とは言え見学には1時間以上は必要ですし、地下での生活を垣間見ることのできる貴重なところ、カッパドキア観光で忘れてはならない場所です。

この2箇所の地下都市は、個人でも路線バスを乗り継いでゆくことができる場所にあります。

どちらがオススメかといえば、大きいのはデリンクユ地下都市、通路も広めで歩きやすいです。一方のカイマクル地下都市は、通路が細めでアップダウンが多いため見学は大変ですが、迷路のような楽しさがあります。

【デリンクユ地下都市】

  • 住所:Bayramlı Mah. Şemşili Yolu Sok. No:15 Derinkuyu/NEVŞEHİR
  • 電話:+90 3843813194
  • 開館時間:8:00〜21:00 ※冬季は短縮時間
  • 定休日:なし
  • 入館料:13ユーロ(2024年8月現在)※料金・開館時間は変更されることもあります。
  • 公式サイト:デリンクユ地下都市

【カイマクル地下都市】

  • 住所:Camii Kebir Mah. Eşref Ayhan Cad. No:46 Kaymaklı/NEVŞEHİR
  • 電話:+90 3842182500
  • 開館時間:8:00〜21:00 ※冬季は短縮時間
  • 定休日:なし
  • 入館料:13ユーロ(2024年8月現在)※料金・開館時間は変更されることもあります。
人生で一度は見るべき!世界遺産・トルコ・カッパドキアのオススメ観光スポット&アトラクション
(画像=<カイマクル地下都市の案内図>,『たびこふれ』より 引用)

大河の辺を散策、陶芸の町・アバノス

人生で一度は見るべき!世界遺産・トルコ・カッパドキアのオススメ観光スポット&アトラクション
(画像=<アバノスの陶芸工房にて>,『たびこふれ』より 引用)

近年トルコの人々の観光地としても人気のあるカッパドキアのアバノスの町。カッパドキアの他の町とは異なり、陶芸の町として知られています。

紀元前17世紀、今から4000年近く昔に栄えたヒッタイトは、カッパドキアのあるアナトリア地方を収めた帝国であり、製鉄技術を発達させた高い文明を誇った帝国です。ヒッタイト時代のころからアバノスの町では陶芸が行われていたとされ、現在でも当時と同様の技法で陶芸が行われています。

アバノスを流れるトルコの大河「赤い河」から採れる赤土を使い、形成を行った後低めの800度で焼き上げる陶器にはヒッタイト時代の図柄を手書きで施します。現在ではカッパドキアを代表するお土産としても有名です。

人生で一度は見るべき!世界遺産・トルコ・カッパドキアのオススメ観光スポット&アトラクション
(画像=<アバノスを流れる大河「赤い河」>,『たびこふれ』より 引用)

アバノスを流れる「赤い河」は、東アナトリアから始まりカッパドキアを経て黒海へと流れる全長1,355kmの大河です。水量も多く川幅も広い赤い河では、ゴンドラに乗りゆったりと赤い河を楽しむアトラクションも人気です。奇岩が有名なカッパドキアですが、赤い河の辺はそんなイメージとは異なるカッパドキアの別の姿を楽しめます。